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パソコンが僕の人生を変えたページ

(134)手紙の書き方
卒業や進学、就職などを控え、お礼や消息を伝える機会も増える季節です。
電話や電子メールからちょっと離れ、たまには手紙をと思っても、書き出しや形式に悩んでばかり。
身構えず、楽しく筆不精を解消するコツは
1:季節の書き出しを探すのは、まず窓を開けて
2:絵柄でおめかしを
3:相手に話しかけるように書こう
と古典評論で知られる作家の清川妙さん(82)はいっています。
自分も、パソコンを始めて以来、始めの頃は毎日、毎日書いていました。
「忙しいからこそ書いていました。パソコンで覚えたことを忘れないようにとの思いで、、、。」

清川さんは、よく書き出しがわからないという方には、
窓を開け、あたりを見回し、目にとまった身近な季節の風物で書きはじめたらとアドバイスするそうです。
「梅の季節、いかがお過ごしですか」でいい。
花の名前を変えるだけでも十分。
「赤いチューリップ」と色まで書けば、それだけで文面が生き生きしてきます。
本文でも、形式にとらわれず、うれしかったらうれしい気持ちを素直に表現できればいいといいます。
「流暢で格式高い手紙を書かなければと思いがち。でも、力まず、話しかけるように書けば相手の気持ちが伝わるものです。」
ハガキは電子メール同様、短くコンパクトにまとめられるからいいとおもっています。

文豪は名文家は手紙をたくさん残しています。
詩人のサトウハチローの年賀状は「新しい春 ボク達夫婦も今年からウンと若くなるつもりです」
作家の島崎藤村は梅干の礼状にこう書きました。
「朝茶に添えて梅干いただくのは私の習慣のようになっていますから、これからは当分お送りくださったものを毎朝の友として、その度に御地のことを思い出すでしょう」
速さや効率を求める今の時代は、手紙にしても電子メールにしても、用件だけを伝えるものになりがちです。
「ありがとうだけではそっけない。自分なりの表現は相手の心にも残るはず。
ゆとりのあった時代の先人たちの手紙からは、書き方のコツもよみとれます」と「手紙・はがき書き方辞典」の著者中川越さんは話しています。
清川さんの例
友人に咲きかけの椿を見てこうつづった。
「まだ風花のちらつく日もありますが、我が家の家の椿の木はもうびっしりつぼみをつけています。
春になったらご一緒に美術館めぐりや食べ歩きをしましょうね。お健やかに明るい日々を!」
はがきは自分らしさ表現する大事な道具。
手紙ファイルに印刷して保存しています。
「手紙は、自分の代わりに相手を訪ねるもの。”いい訪問”にするためにいろいろ工夫しています。

04-4-18





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