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パソコンが僕の人生を変えた(2)

(23)デジカメとスキャナ
■デジカメ
まず、写真を保存するメモリーカードです。
デジカメで使用されているメモリーカードは数種類あります。

    コンパクトフラッシュ
    スマートメディア
    メモリースティック
    SDカード
    xDピクチャーカード

メーカーによって、あるいは機種によって使われているカードが違います。
大きさもまちまちで、形状が全く違うため他のカードは使えません。
価格の高い機種の中には、2種類のカードが使えるものもあります。
既にデジカメを持っている場合には、今持っているデジカメと同じ種類のカードが使える機種を選ぶようにすれば、カードが無駄になりません。新しいカードを買う必要もなくなります。

また、ノートパソコンの中には、これらのカードがそのまま使える専用スロット(差込口)が付いているものもありますので、パソコンが対応しているカードと同じカードのデジカメを選ぶと画像の取り込みもやりやすくなります。
専用スロットがない場合は、それぞれのカードに対応したPCカードアダプタを購入することで、通常のPCカードスロットが使えます。

PCカードスロットがないデスクトップパソコンの場合には、USBで接続するカードリーダーが便利でしょう。1台で複数のメモリーカードに対応しているものがお薦めです。もちろんデジカメに付属しているUSBケーブルで、パソコンとデジカメを接続することも可能です。

デジカメに付属しているメモリーカードは16MBや32MBなので、もう少し容量のあるカードが一枚あった方がいいでしょう。128MBは欲しいところです。

次に、メニューボタンの操作性です。
私の知り合いの男性(オジサン)は、最新のデジカメを買ってきました。コンパクトサイズのデジカメです。小さくてデザインも洗練されていてお洒落な感じはあるのですが、使い物にはなりませんでした。小さなデジカメのメニューボタンを操作するには、オジサンの手は大きすぎたのです。メニューボタンを操作できればいろいろな撮影が楽しめるのに、結局シャッターを押すだけというバカちょんカメラとしてしか使えませんでした。

デジカメの良いところは、撮影した写真をその場で見ることが出来ることです。拡大したり、不要な写真は削除して、うまく撮れていなければもう一度取り直しをすることが出来ます。また、取り直しがきかない被写体は段階的な露出補正(明るさを変える)をして、何枚か撮影しておけば安心です。これらの操作はデジカメの小さなメニューボタンで行います。小さくてカッコよくても、メニューボタンの操作がやりにくいものは無駄な買い物になってしまいます。店頭で必ずメニューボタンの操作性を確認するようにして下さい。

やっぱり画質も。
写真ですから、キレイに撮りたいものです。
私の知り合いの女性(オバサン)は、商品写真をホームページに載せるために新しいデジカメを買いました。「商品写真を撮るなら、大きなカメラの方がいいですよ」と言っておいたにもかかわらず、小さくてカワイイデジカメを買ってきました。「これ、カワイイでしょ。気に入ってんの!」と嬉しそうでした。しばらくして、ホームページに載せる写真を選んでいる時の事、「なんかみんな暗いわね。前のカメラの方がキレイに撮れたわ。やっぱり小さいカメラはダメね。」と言って、以前使っていた大きなデジカメを使うようになりました。

デジカメは「300万画素、400万画素」という数字ばかりが目立ちますが、カメラなのですからやっぱりレンズが命です。写真は光を写すものです。光の入り口であるレンズが小さいと、光はたくさん入って来られません。大きなレンズであれば、たくさんの光が入って来られます。少しの光より、たくさんの光の方が明るいですね。レンズの明るさを示す単位を「F値」と言います。シャッターの絞りを全開にした「開放F値」という数字が小さいほど明るいレンズです。「2.8、3.2、5.8」などの数字で表されます。間違えないで下さい。開放F値が「小さい」ほど明るいレンズです。画素の数字ばかりでなく、F値にも気をとめてデジカメを選ぶよにしましょう。

ズームにも注意が必要です。3倍ズーム、10倍ズームなどがありますが、よく見ると、「光学3倍ズーム」「デジタル10倍ズーム」などと書かれています。光学ズームの場合は、レンズの焦点距離を調節して画像を大きくしていますので、画質が悪くなることはありません。レンズが「ジーッ」とせり出してくるやつです。一方デジタルズームは、パソコンの画面で拡大しているのと同様に、デジタル処理して拡大しているだけなので、大きくすると画質が悪くなります。ぼやけた感じになってきます。「・・・」何も音はしません。同じ10倍ズームでは、光学10倍ズームの方が優れている機能といえます。

何と言っても、構えやすさ
しっかりと構えられる、構えやすいデジカメというのは残念ながらあまりありません。スタイルや携帯性を重視したデザインのため、実際には持ちにくい、構えにくい形になっています。大きな一眼レフのカメラですらラバーグ リップを使用するなど、持ちやすさを重視しているのに、小さいデジカメは 手の形を無視した四角い形で、しかも金属のスベリやすい素材で出来ています。店頭では、実際にシャッターを何度も押してみて、持ちやすく、しっかりと構えられる形のものを選びましょう。

携帯電話にもカメラが付いていますので、街中でのちょっとしたスナップやメモがわりには携帯でも十分です。それならば、デジカメは「おもちゃ」ではなく、キレイな写真を撮るための「カメラ」として選んでみてはいかがでしょうか。パソコンで画像処理をしてもある程度の修正はできますが、それなりに手間がかかるものです。いくら修正してもキレイに撮った写真には及びません。写真は「空間を切り取る」「時間を切り取る」とも言われます。シャッターを押す瞬間、キレイに撮れるカメラがいいのでは。高機能、高性能、高価格ということではなく、使いやすいデジカメを選んで下さい。


■スキャナ
特別な用途でなければ、9,800円のスキャナで十分です。
デジカメの性能を表すものに「画素」がありますが、スキャナの場合は「解像度」です。300dpi、・・・、1200dpi、2400dpi、3200dpi、4800dpiなど、数字が大きいほど高性能といえます。しかし、実際にこれだけの解像度が必要かというと、通常の原稿であれば300dpiもあれば十分です。スキャナでキレイな画像が取り込めるかどうかは、元になる原稿の程度によります。週刊誌のグラビア写真などは、いくら高性能なスキャナで取り込んでも、ザラザラした感じになったり、裏のページの色が透けて映ってしまいます。スキャナでキレイな画像を取り込むコツは、解像度を上げることではなく、いい原稿を選ぶことです。大きな解像度が必要なのは、小さな原稿をキレイな状態で大きくしたい場合です。スライドフィルムやベタ焼きの写真などです。

解像度の数字が大きいと、拡大した場合にはっきりとキレイに見えます。解像度の低い状態では、拡大するにしたがってだんだんギザギザが目立つようになり、最後にはモザイクになってしまいます。「画像は小さな点の集まり」であることを思い出して下さい。「dpi」とは1インチ(2.54cm)にいくつの点があるかを表したものです。解像度が高いと点の数が多く、解像度が低いと点の数が少ないということです。拡大してもはっきりとキレイに見える方が「いいじゃないか」と思いますが、スキャナで取り込んだ画像の一部分をどこまでも拡大する必要がどのくらいあるでしょうか?
家庭では、ほとんど必要ないと思います。普通の大きさで普通に見られればいいのです。

では、「どのくらいの解像度が必要なんだ」、ということになりますね。
文字を基準にするとわかりやすいでしょう。新聞や雑誌の記事をスキャナで取り込んで保存した場合、解像度が低いと文字が読めません。解像度が高いと、一つの文字を大きく拡大してもはっきりキレイに見えます。普通に文字が読めるぐらいの解像度は200dpiぐらいです。パソコンの画面でも、印刷しても問題なく文字が読めます。文字が読めればいいというものであれば、これ以上の解像度で取り込むことは、いたずらにファイルサイズを大きくし、スキャンにかかる時間が長くなるだけです。スキャンにかかる時間は、L判写真を300dpiで読み込んだ場合に9秒ぐらいですから、解像度が上がればあがる ほど時間がかかります。

スキャナにはその他にもさまざまな機能があります。フィルムから直接取り込める「フィルムスキャン」や、複数の写真などを一度に取り込める「マルチスキャン」などの機能があります。フィルムスキャンは、35mmのフィルムから直接取り込める機能です。フィルムは紙の原稿と違い、光をさえぎらず通過させてしまいます。そのため、普通のスキャナでは画像を取り込むこ が出来ません。専用のユニット(透過原稿ユニット)が必要になります。マルチスキャンは、原稿台に並べた複数の写真を一度に取り込むことが出来 る機能です。一枚一枚原稿を指定して取り込む手間が省けるので効率的です。

スキャナは、画像管理ソフト、名刺管理ソフト、OCRソフトなどがあれば、一段と役に立つモノに変身します。特にOCRソフトは、画像として取り込んだ文章をテキスト(文字)として認識してくれます。原稿を見ながら入力する手間が省けます。名刺管理ソフトにもこのOCR機能を利用したものがあります。名刺をスキャナで取り込むと、住所録ができてしまうというものです。しかし、元の原稿によっては、なんだかわからない文字に「誤訳」されてしまい ますので、後で修正が必要です。とにかく元の原稿次第ということです。





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