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パソコンが僕の人生を変えた(2)

(66)スパイウエアって
『知らないうちに〔スパイウェア〕で個人情報が漏れる!』
         
インターネットに個人情報が流れ出てしまう___そんな、漠然とした不安を感じたことはありませんか (-_-;)  クレジットカードの番号を入力するときや、住所・氏名・電話番号など個人情報が漏れるのではないかと、頭の隅で気にしながら入力しておられるユーザーも多いと思います。
今回はその対策についてのお話です。しばらくお付き合い下さい。

〔スパイウェア〕なるプログラムがユーザーのパソコンに置かれることにより、ユーザーがそれとは気づかない内に、個人情報を持ち出すことが可能となります。
〔スパイウェア〕は最近急増しており、調査によればパソコン1台当たり平均約28個のスパイウエアがインストールされていると言われております。

● スパイウェアとは

〔スパイウェア〕にもいろいろありますが、一般的にはホームページの閲覧履歴やクッキーから、ユーザーがどんなサイトに行きどんな趣向を好むのかなどを調査し、本人が知らぬ間にその情報をネット上の特定の場所に送ります。
そしてその情報は企業のマーケティングなどに利用されるというものです。

具体的には、入手した情報にもとづき <ターゲットを絞った商品やサービス> を紹介するポップアップ広告や、再度そのサイトを訪れた際ユーザーが関心を持っていると思われる商品をブラウザに表示したり、またメールで案内したりするものです。

頻繁に表示されるポップアップ広告はわずらわしいものですが、ショッピングサイトなどでユーザーの興味のある商品を自動的に見せてくれるのは、さして弊害を及ぼすものではないと思います。むしろこの程度のことであれば便利ささえ感じる機能と云えるでしょう。

ところが〔スパイウェア〕の中には、ブラウザの各種設定を勝手に書き換えたり、キーボードで入力したキーを盗み出したりするようなものもあり、入力したクレジット番号などが洩れたりすれば大変なことにもなりかねません。

又〔スパイウェア〕を通じて[バックドア(Back Door)]が仕掛けられるような悪質なものもあります。 【バックドア(Back Door)]とは、不正侵入者が一度侵入した後、再度このパソコンへの侵入を試みる時の裏口(バックドア)を仕掛けることです。 】

そして、あまりに常駐する〔スパイウェア〕が多いとパソコンが不安定になったり、回線が切れるなどの実害も生じるようです。いずれにしろ、密かにコンピュータに入り込みユーザーの行動が監視されると言うのは、少なくとも気持ちのいいものではありません。

● スパイウェアの潜入方法

では、いったいどのようにしてこの〔スパイウェア〕なるものが潜入してくるのか?
多くの〔スパイウェア〕はフリーソフトをインストールするときにくっついてきます。広告を表示する代わりに無料でソフトを利用できるというものがありますが、こういったソフトは多くの場合〔スパイウェア〕の機能を持っていると言われます。

しかし、これらのソフトウエアは決して違法なものではないのです。通常、ソフトをインストールするときに「使用許諾契約書」なるものが表示されます。〔スパイウエア〕の契約書には、「あなたの個人情報を第三者に送信します。」といった趣旨の記述がどこかに必ず書かれております。

しかし、ユーザーはインストール時に契約書のすみずみまで読むことはほとんどないと思われます。スパイウエアはこの盲点を突くもので、しかも英語で書いてあったり、小さな文字であったり、スクロールさせないと表示されなかったり、などの形をとりますので、なかなか気づくことが出来ません。

また書いてある内容はあいまいで、どこにどんな情報を送るのか、送られた情報がどのように利用されるのか、と言ったことが明確に記載されておりません。軽い気持ちで、使用許諾契約書が表示されたウインドウで「はい」のボタンを選ぶと、契約内容を理解したかどうかにかかわらず、個人情報提供に合意したことになります。

その他ホームページを閲覧しているだけで侵入するクッキー型のスパイウェアや、ホームページ閲覧に必要なプラグインだと思わせてダウンロードさせるスパイウェアなども存在します。 

● スパイウェアとウィルスの違い

〔スパイウェア〕はウィルスとは違います。ウィルスのように感染や破壊活動をすることはまずなく、もっぱら個人情報の収集に用いられます。 

ほとんどの〔スパイウェア〕はユーザーにその存在を知らされることなく侵入しますが、一部にはソフト提供者、もしくは企業自らスパイウェア入りのツールであることを明確に表示し、それをユーザーに認めさせた上で使用するか否かを求める場合もあります。 

例えば「スパイウェアによるマーティングを行うかわりに無料でソフトを提供する。それを了承出来る人だけインストールをしてください」というような使用許諾契約のようなものもあります。 

〔スパイウェア〕はウィルスとは違いますので、そのため通常ウィルス対策ソフトでは〔スパイウェア〕を検出することは出来ませんので、駆除のための専用ツールを使うこととなります。 

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※最近のウィルス対策ソフトでは、徐々にスパイウェア検出機能を備えたソフトが販 売される様になってきております。
※Microsoft社はスパイウエア対策ツールを近く提供するWindows XP Service Pack 2 やMSNで提供するようです。SP2では、Internet Explorer(IE)に<ポップアップ広 告のブロック><ツールバーによる無用なソフトのダウンロードの抑制><ダウン ロードしたソフトウエアの分かりやすい表示><ブラウザのアドオン・プログラム の一覧・制御>といった機能が備わるとのことです。
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● スパイウェア対策

〔スパイウェア〕はフリーソフト・シェアウェアに限らず、うっかりしているとソフトのインストール時に一緒に挿入されたりします。インストールの際には「使用許諾契約書」などを十分確認した上で導入することが肝心ですが、『スパイウェア対策ソフト』と使うことにより、現在自分のパソコンにどの位〔スパイウェア〕が置かれているかを調べることが出来、又それを駆除することが出来ます。
    
※無料スパイウェア対策ソフトとして下記のようなものがありますので、一度自分の パソコンを調べて見られることをおすすめします。

★ 無料スパイウェア対策ソフト「AD-AWARE
★ 無料スパイウェア対策ソフト「SpyBot」__(日本語対応)
 (ただし、ダウンロード・インストールまでは英語表示となっております。)
このページから「Download Now」と言うところをクリックしてダウンロード・インストールを行います。

● 駆除後にも注意する

スパイウェアは一旦駆除してしまっても新しくソフトをインストールしたり、またホームページを閲覧している間にまた少しずつ増えていきますので、スパイウェア対策ソフトを使い、時々再チェックすることが必要です。 

●スパイウエアの感染防止
スパイウェアは一度駆除すれば終わりというものではなく、新しいツールをインストールしたり、インターネットをブラウジングしているとまた少しずつ増えていくので、時折再チェックをするのをお勧めします。

☆彡スパイウェアの感染防止には、
Windows Updateを定期的に行う、ウィルス対策ソフトやスパイウェア対策ソフトのデータを常に最新の状態にしておくなど、パソコンのセキュリティを強化しておくことが大切です。

また、インターネットでダウンロードしたりメールに添付されているファイルは信頼が持てるもの以外は開かない・インストールしない、出所の怪しいプラグインを安易にインストールしない、などを心がけましょう。

●スパイウエア対策サイト
http://enchanting.cside.com/security/spyware.html

2005.7.10 更新





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