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(76)老人学教室での話
02/05/17 
自分がすること、好きなこと?
 
20世紀の人類は技術文明が発達していく中で、明日を生きるという生き方、目的や志を立てて生きるという生き方が主流でした。
けれど、現代は技術が停滞し未来も不透明になって、明日より今日を生きる生き方に変わりつつある。
これまでは、機械の発達が、次々と私達の頭とか身体を楽しませてくれたのですが、そういう時代は過ぎました。
初めてのマイカーを買ったときとか、初めての新幹線やジェット機に乗ったときの驚きや喜び、幸福感は今後退して、その分だけ自分で自分を楽しませ、自分を励ます時代が始まったわけです。

能を確立させた世阿弥は”男時、女時”という言い方をしてます。
低成長の今は“女時”あるいは“つなぎの時”といった時代になってきたのです。
こんな時代あと30年ぐらい、大きな変化もなく続くことは確かでもあるそうです。

新生銀行社長の八城政基さんもおなじようなことをいってます。
「、、、日本は、おそらく今のまでやっていても、15年や20年はもつでしょう、、、。
しかし、笑うかもしれませんが、日本という国が存在しているかもしれませんが、経済的、政治的、軍事的には中国の極東省になっているかもしれません」とも。

そのときは、この世にいないかもしれませんが、忙しく働くこれからの世代の人に、こんな話を伝えるのもシニアの役目?かもしれません。

じゃぁこれから何をといっても、、。
シニア世代の人気天下り?先は大学の先生だそうです。
話すこと、学生に知らない世界だから、参考になる話が多いので、自分が評価される感じをもつんだそう。
「ほとんどの人は十分で講義に飽き、賢い人は五分で飽きる。
賢明な人は決して講義を受けに行かない」。
聞く気のない奴に話を聞かせることがいかに、つらいというのが現実。
さらに、大学の教室の授業がこのところ静かになっているそうだ。
ザワザワザワの私語でどうしようもないと聞いていたので、それはいい傾向だと感心したらそうではないのだ。
携帯電話による「メール私語」「沈黙の私語」が教室内に低着しているのが現実でもある。
やりたいことと、好きなことの本当のこと分かってないと、、、、。

聖路加病院名誉院長の日野原さんによると、人はそれぞれしたいというDNAを持って生まれてくるのだそうです。
働く時代、チョットお休みしているだけなので、何かにチャレンジし始めると、人それぞれの”したい”というDNAが呼び起きてくるのだそうです。

遊ぶといったって、すきでもない酒を飲めとかマージャンをしろといっているのではないのです。
自分なりに勉強する、つまり頭を遊ばせることなのだそうです。

これからはゆったり、自分の期間を過ごすための生き方を探すのです。
忙しいとか多忙中とか言う言葉。
働いている人間が使う言葉で、働いていないシニアにとって、そんな言葉ないのです。

元上野動物園園長の中川さんのお話。
以前”ブルブル”という名前のゴリラがノイローゼになったんです。
自分の毛を一本一本抜いて、食べちゃうんです。
精神科の医者に聞いたら、退屈病だと分かったそうです。

オウムにもいました。野生のオウムは群生していますから、籠に一匹づついれるとなやみはじめるんです。
治療法は、鏡を置くこと。
そうすると鏡に映る自分に話しかける。それでノイローゼが治ったんです。

ぼくら世代、いつか、この退屈と一人になるということと対峙させられるのです。
ぼくはブルブル?? ”NO”です。

ブルブルさんゴリラにならないためにもメールをドンドン、がめつく出さなくちゃぁ、、。
そう思いながら、家路に着きました。

余談ですけれど、05/19 のテレビを見ていたら、俳優の西田敏幸さんの演技の師匠は、このローランドゴリラのブルブル君だそうです。





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