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パソコンが僕の人生を変えた(2)

(29)目からウロコ
暇にまけせて、「上手な老い方」を読んでいたら、面白いぺーじにであった。
日本人が、一年も欠かさず12月公演を続けている、美談中の「忠臣蔵」。これがほとんど講釈師の作り話だとか。歴史に忠実だと思ったら大間違いだそうです。

実際は。
あれは塩をめぐる経済戦争だそう。つまり、吉良社と赤穂社という企業の間で、塩という商品をめぐって繰り広げられた経済戦争。それを、日本人は、心情的美談にまつりあげてゃったのだそう。そもそも吉良上野介が悪質なワイロを取ったとか、浅野内匠頭をイビッタとか言うのはフィクション。もともと、浅野家は笠間藩という茨城の領主。それが突然、播州赤穂に転封(てんぷう)、いわば引越しを命じられテャう。

当時はどの藩でも、米だけではとても藩経営はできないから、副収入の道を探さなきゃならない。が、関東の内陸部にいた浅野家には、瀬戸内の海で稼ぐ方法がわからない。そこで、三河吉良(愛知県)で塩田法を学んで持ち帰るわけ。ところが、良質の塩が出来過ぎて、値崩れを起こす。関西で捌ききれなくなれば、江戸に出るしかない。
ところが江戸の塩は吉良社ががっちり握っている。そこで赤穂社の営業担当重役・大石内蔵介は、老中・柳沢吉保に、まんまと取り入るわけ。

時の将軍・綱吉公に、洗顔歯磨きようの焼き塩を納めさせていただきますから、江戸の販売許可を、とかいって、、、。だから最初にワイロを贈ったのは、美談のヒーロー・赤穂のほう。そうして、結局は吉良上野介というたった一人の老人を、若者50人近くで襲うわけ。忠義どころか、卑怯きわまりない行為なのです。

そもそもの発端は浅野社長が、武家法度、つまり憲法違反をおかしたのです。恨むなら主君の浅野を恨むべきで、吉良に討ち入りするなんて、逆さ恨みもはなはだしいという人が出て来るかもしれないような話なのだそう。

人が最もビビッドに反応する、お金のこと。昔は、そのお金の渡し方も洗練されていた。無闇にやり取りしテャいけなかった。

ただし盆暮れはこの限りにあらず。これは日本人の知恵のひとつで、世話になった人にお使い物をしても、盆暮れなら賄賂にならない。そして、この世で税金がかからないお金は、賄賂だけなんです。
その賄賂を悪くいうのは、もらえない人だけだそうです。
よぶんながら、、、、、。 
04-6-22





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