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パソコンが僕の人生を変えた(2)

(34)39.5度
講談師「神田山陽」さんの話。
39.5度の東京を乗り切ったのは一つの自信になるのでは。
講談の世界では「冬は義士夏はお化けで飯を食い」という川柳があるように、江戸時代から夏は怪談話が定石でした。
名人の中には、夏に雪の話をしたら、さっきまで暑い暑いとうちはであおいでいた職人さんが話がおわるころにははんてんの襟をたてて帰っていったという話もあります。今は、お客さんの感受性もあまりよくないので、話の力では今年の暑さは乗り越えられないと思います。
暑いときにだらっとしてしまうけれど、そんな時、今年亡くなった桂文治匠の言葉を思い出します。
「一年に一回しか咲かない桜はみんなでめでるのに、一年に一回の夏の暑さをなぜ喜ばないのか」と。だから暑さにイラつくものじゃないとおっしゃりたかったのかもしれません。
39度というのは、インドなみですね。
子供のころ読んだ漫画に、「暑くて勉強ができないのだったら、インドにお釈迦様はうまれない」とあったのを思い出します。
暑いのは人間が代々かかってそうしてしまったのだから、しっかり受けとめるしかないのです。
それより暑いときに腹立たしいのは、短絡的な行動やだらだらしている姿を見ることです。じっと耐えている姿は昔から美しい。
暑い夏を東京で乗り切ったというのは一つの自信になるのではないでしょうか。
この後いろいろなことがあっても、「39.5度の東京にいたんだから大丈夫」と。
「やっぱり暑かったね」とあいさつするのは楽しいかもしれません。
おもしろいことを考えないと煮詰まってしまいます。





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