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(115)「おせち料理」
「目に正月をさせる」料理である「おせち」、最近では「おせちは買う」という感覚が急速に広まってきた。
おせちはあくまで「初春に食べて薬となるものを客と話しながらつまむ」料理だそうだ。
「食べて薬になる物」とはさすがに先人の知恵だが、、、。
さて「買うおせち」は、諸説あるが、元をたどれば明治の半ばごろ、三が日を休む料理屋が、ひいき客のたっての願いを断り切れずに作り始めたのが現代につながる由来とか。
漱石や鴎外の小説にも出てくる「灘万」、谷崎潤一郎が書いた「ローマイヤ」。
これら料理屋のおせちは今でも売られている。

三越がおせちを始めて売り出したのは67年。
東京・永田町の料亭から取り寄せた四万五千円の品で、大卒初任給が三万円未満だったにもかかわらず、計40個が売り切れたというから歓迎ぶりがうかがえる。
当時の金持ち、あるいは食道楽が世に「買うおせち」を広めたというのかもしれない。
さて今年の「おせち」三越の「百万円のおせち」「阪神タイガースおせち」はたまた「犬のおせち」までいろとりどり、郵政公社まで取り扱いを始めておりインターネット購入の手軽さもあって「買うおせち」ちょっとしたブームになっている。
米同時多発テロ事件、そして新型肺炎(SARS)の影響で海外旅行者が減少したことも「おせちを買う」に拍車をかけたようだ。
さて、伊達巻やきんとん。色つややかな黒豆。かむほどにだしが染み出す数の子。
想像しただけで正月が待ち遠しい。
果たして自分で作ってみるべきか、買うべきか、どっちかな。
03-12-23





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