ヨシポンの情報源


パソコンが僕の人生を変えた(2)

(56)米に学ぶ、弱小チーム強化法
IT企業家によるプロ野球参入が相次ぐ。孫正義氏が買うダイエーは強化球団だが、楽天イーグルスはお世辞にも強そうともいえない。三木谷浩史にはぜひとも起業家魂を発揮してほしいが、かっこうの前例が米国にある。

プロバスケット(NBA)のダラス・マーベリックス。ここ三シーズン連続でプレーオフに出場している強豪だが、以前は弱小チームだった。
それが、マーク・キューバン氏がオーナーになってから急に強くなった。
打った手は何か。顔や体にペイントした客に無料席を提供、得点が百点を超えたら無料食事、試合後にはコンサートといったファン対策。
ロッカーを豪華に改装、試合中のベンチも敵陣用は安いいす、自軍には豪華いすという差別で奮い立たせる選手対策。
職員にも無料洗車などの特権を供与、誰もが気軽にオーナーと会え、意見を言える職員対策。
これらの対策が功を奏し、客は増え、チームも勝ち、さらに熱狂的な客が増えるという好循環となり、収支も大幅改善したらしい。

キューバン氏の前歴は、インターネットで動画や音楽を流すブロードキャストコムの共同創業者。上場後1999年、米ヤフーに57億ドルで売却、自身は13億ドルを手にした若き大富豪だ。そして、IT企業出身では初のNBAチームのオーナーになった。楽天を創業、数千億分の株式を所有する三木谷氏に通ずる点が多いといえるだろう。

そこで、キューバン氏に「立場の似ている日本の新オーナーにアドバイスを」とメールしたら、「若きオーナーの新たなアイデアは、過去を恐れず、尊重することから生み出される」という哲学的な返事が来た。発信からなんと十六分後!のことである。IT起業家らしく、改革のスピードこそ命、と主張しているようである。

「あるコラム」から
04-11-17





トップへ
戻る
前へ
次へ



ヨシポンの情報源
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送